[室長のHP] [管理用]
Finale よろず相談室
画像貼り付け機能を持った掲示板です。Finaleに関する質問や情報交換に利用してください。Finale を離れた楽譜一般に関する話題もOKです。初めてご利用される方はこちらを必ずご一読ください。読まないで投稿する困った人は放置です。
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Hi,I am Jan from Elbsound.studio, the developer of the Elbsound music fonts for Finale and the plug-in "Perfect Layout" for Finale.I would like to translate the user dialog of "Perfect Layout" for the Japanese Finale community and am looking for translators. Anyone interested? Please send a mail to info@elbsound.studio."Perfect Layout" is the ultimate layout plug-in for Finale which automates most of the layout, like collision removal, dynamics/hairpin alignment, system layout, etc.More info and examples are available here:https://elbsound.studio/perfect-layout/videos.phphttps://elbsound.studio/perfect-layout/examples.phpKind regards,Jan
Hi, JanWelcome to the forum.I've already seen your wonderful plug-in on YouTube and elsewhere.However, this kind of adjustment should be done automatically by Finale itself.I am disappointed in the attitude of the developers who still leave this to third party plug-ins.However, the majority of Japanese users are not aware of the existence of such third-party plug-ins.We recommend that MI7, the dealer that carries the Japanese version of Finale, be made aware of this plug-in. If they do, they may be able to introduce it on their web pages.I hope a good helper will appear.Regards,
使用環境:windows10 finale26お世話になります。スコアのページ番号を、一般的な本のように左ページは左下、右ページは右下に配置した楽譜があります。これをパート譜にした歳のページ番号なのですが、パートによって右ページから始めたいもの、左ページから始めたいものが混在しています。表紙ページを追加してページ始まりの左右を変えることができるのは調べて分かったのですが、表紙ページの次ページを1ページ目扱いにしたいので、ページ番号のオフセットも併用したいです。しかし、ページ番号のオフセットはスコア、パート譜すべて共通で反映されてしまいます。表紙ページを付けたものと付けてないもので、それぞれ設定を変えることは可能でしょうか?
冊子形式のパートの場合、一般的に見開きのページ番号は左ページは偶数、右ページは奇数になります(譜例参照)。したがって、Finaleで冒頭に空白ページを挿入した場合、楽譜の左ページが「2」となるのは一般的な振る舞いです。どうしても1ページから振りたい場合は、少々面倒ですが以下の方法をお試しください。
通常のページ番号の他に、別途オフセットを調整したページ番号を作成します。図は分かりやすく見せるために、わざとページ番号をずらして配置しています。
そして、双方のリンクを切り、それぞれのパートにて不要なページ番号のほうを非表示にすればご希望の表示になります。
室長様、ありがとうございます左ページが偶数ページになるのが基本とのこと、存じていませんでした。とてもありがたい情報です。左ページを奇数にしたいときは、ページ番号を2つ作っておけば良かったんですね。思い付きませんでした。シンプルな方法で解決できてほんとうに助かりました。ありがとうございました!
Win 10 Pro (J) + SmartScore 64 Pro 11.2.70今回は、メインの話題からずれますが…困っています。全くファイルが認識できません。正確には、その前に足止めをくらってしまいました。譜面をスキャンし、保存するまではよいのですが、その後、「このファイルを開くアクセス許可がありません」と表示され、何も進まなくなります(直接認識をしても同じ)。スキャンしたファイル自体問題はなく、例えばペイントで編集するなどは可能です。アクセス権限についても、家で一人使用するだけなので、特に制限はかけていません。以前は何の問題もなく処理できたのですが…。ユーザーサポートにも問い合わせてみましたが、インストールに問題があるわけでもなく、またセキュリティーソフト側も同様に、干渉はしていないという回答でした。ただ、原因がどこにあるのか、トレースのしようがない状態です。同じような症状が出た、という方がいれば話をお聞きしたいのです。譜面のメンテナンスがはかどらず、まいっています (--;。
SmartScoreを使ったことがない室長の出る幕はないのですが、突然使えなくなったということから、この相談室でもよく出てくるFinaleが挙動不審になった場合の鉄則と同様のことを試してみてはいかがでしょうか。・Finaleを再起動・マシンを再起動・Finaleの初期設定ファイルを退避して再起動・Finaleを再インストールそれでもダメな場合は、どなたか同様の症状になった方の情報を待つしかありませんが、SmartScoreユーザーがどれだけこの相談室をチェックしているかどうか……。
おそらく書き屋(作編曲)さんは使うことはないと思います。どっちかというとメンテナンス用の道具として使うのが多いかと。これが一筋縄ではいかなくて、糸口がなかなかつかめないのが現状です (--;。何度もインストールしなおしてはいるのですが…。かんじんの認識機能までたどりつかない。サポートいわく、日本人ユーザーも多いそうです。ご存じの方がいれば幸いです。ただ、海外製の別のソフトで、同じ症状が出ているので、そちらにも聞いてみようと思います。昔はOSの言語がかみ合わずにうまく動かないことがよくあったのですが、最近はそうでもなさそう。ただ、OSのアップデートの後で使えないということは、やっぱり窓も怪しい…。YKKに修理頼もうかな(笑)。お話を聞いていただけるだけでもありがたいです。悶々とした今日この頃です。
>おそらく書き屋(作編曲)さんは使うことはないと思います。純粋な作曲では使うシーンはないでしょうが、オケなどのアレンジをする際、原譜をスキャンして入力を省力化するというのはよく聞きます。浄書屋でもある室長は、以前、コンデンススコアしか存在しない古い吹奏楽譜の改訂版を作る際、既存のパート譜を全てスキャンして、Finaleのファイルの統合機能を使ってフルスコアを作り直すという作業をしたことがあります。もっとも、元の楽譜の状態や性質によっては誤認識が多く、その修正作業に時間を費やすより、最初から手で打ち込んだほうが早いというケースもあるようですが。>昔はOSの言語がかみ合わずにうまく動かないことがよくあったのですが、Finaleなんぞは未だにこのトラブルが頻発しています。パスやデバイス名に日本語が含まれると動作しないとか、要するに1バイト環境でしか動作テストをしていないのでしょうね。SmartScoreは以前はFinaleのかつての代理店のイーフロンティアが日本語版を取り扱っていて、おそらくその当時はその手のトラブルはなかったのかも知れませんが……。
いつもお世話になっております。Window10、Finale26.3.1.518を使用しています。画面を貼付けて相談させて頂こうと何回か挑戦したのですが、うまくいかず、やむを得ず文章のみで失礼致します。数日前から、プレイバックの際、発想記号で設定した速度ではなく、プレイバックコントローラーの設定速度が優先されてしまいます。例えば、速度標語で四分音符=60、プレイバックコントローラーでは四分音符=120、としていると、1小節目は四分音符=60でプレイバックされるのですが、2小節目から四分音符=120でプレイバックされます。通常であれば、プレイバックコントローラーの設定ではなく、発想記号で設定した速度が優先されてプレバックされると思います。(続く)
その後、テンポ・ツールの撤廃によるデータの残滓による影響か、あるいはテンポが強制的にリセットされるという症状から、ReWireによる影響かとかいろいろ考えたのですが、どうも確証が持てず、再度投稿を読み直していたのですが、「数日前から……」という部分が引っかかりました。それまではそのファイルでも問題がなかったわけですよね?Finaleの初期設定ファイルが不具合を起こしている可能性もあります。「環境設定」ダイアログの下方にある「すべての環境設定をリセット」を押してみてはどうでしょうか。
室長様、お忙しいところ本当に色々ありがとうございます。>「環境設定」ダイアログの下方にある「すべての環境設定をリセット」を押してみてはどうでしょうか。試してみたのですが、だめでした。>「数日前から……」という部分が引っかかりました。>それまではそのファイルでも問題がなかったわけですよね?はい、そうです、ただし、細かく何日前、という所までは覚えていないのですが。以降、新規で作ったファイルに新たに音符等を貼り付けてプレバックしてみたのですが、正常にプレバックされました。お教え頂いた通り、病巣を抱えているファイルを糠床方式で受け継ぐと、受け継いだファイルにも同様の症状が現れる可能性が大、との事ですので、これは今後気を付ける様にします。本当に色々ありがとうございます。
自分も先日、kou様と同様の症状(発想記号よりもコントローラーのBPMが優先される)に遭遇しました。こちらも、糠床方式で作成した元スコアがある日突然傷んでたパターンと思われます。(具体的には、アンサンブル譜を作成したのちに各パート譜のmidiデータを書き出したところ、あるパートでのみ症状が発生)なおMI7に問い合わせた結果解決できたので、その際の回答の内容を以下に転載いたします。参考になれば幸いです。追記:すみません!先に返信先を間違えてスレッドを立ててしまいました。スレッドの投稿は削除していただいて構いません。
"HumanPlaybackが有効になっている場合、稀に配置されている記号よりプレイバックコントローラーのテンポが優先されてしまうケースがあります。HumanPlaybackを停止することでも改善されるかと思われますが、HPが必要な場合には、下記の設定を変更することで改善されるかをお試し頂けますでしょうか。「書類」メニュー>「発想記号カテゴリの設計」を開きます。「速度標語」カテゴリを選択し「カテゴリ用表示セット:」にて「表示セット1」となっている項目の「編集」をクリックして開きます。「カテゴリ用表示セット」ダイアログが表示されるのnで「パート」と「すべての五線」が重なるところをクリックして「X」を入れます。(すべての五線に「X」が入ります。)「OK」をクリックしてダイアログを閉じこの状態でHPを使用したプレイバックをお試し下さい。"
きつねねこ様ありがとうございます。という事は、写真の状態ですね。ありがとうございます、確かに直りました。それで、速度標語を元の設定に戻すと、プレイバックもまた元に戻りますね。これってどういった現象なんでしょう?教えて頂いたMI7からの回答によりますと、>"HumanPlaybackが有効になっている場合、>稀に配置されている記号よりプレイバックコントローラーのテンポが優先されてしまうケースがあります。この現象に見舞われている様に思われます。
きつねねこさん、貴重な情報ありがとうございました。これで思い出したのですが、デフォルトファイルの発想記号の速度標語カテゴリにはスウィング指定があるのですが、これをスコアに貼り付けると、一番上のパートしかスウィングしないという既知の問題があります。https://www.dropbox.com/s/y0njogw3dentliy/SwingPlayback.movこの速度標語カテゴリの表示セットを調べてみると、スコア、パートとも「最上段の五線」にしかチェックが付いていません(図)。すべてのパートをスウィングさせるには、パート譜の「すべての五線」にチェックを付ける必要があります。この問題については、以前MI7のFAQに対処法が書かれていた記憶があるのですが、今調べてみても見当たりませんね。で、テンポについては、いろいろな設定を試してみたのですが、こちらでは再現できませんでした。>速度標語を元の設定に戻すと、プレイバックもまた元に戻りますね。その元の状態というのを見せていただけませんか?
きつねねこ様、室長様一旦、きつねねこ様に教えて頂いた方法でプレイバックが問題なく出来た事を確認して、発想記号の速度標語の設定を元に戻した物の写真です。(戻したことでまたプレイバックコントローラーの設定でプレイバックされる事も確認しました。)室長様がおっしゃる、デフォルトのスィング指定の発想記号の現象は初めてお聞きしたのですが、確かに何か似た物を感じますね。
Kouさんの示していただいた表示セットの設定はFinaleのデフォルト設定ですね。スウィング設定の場合は、実際に効果のかかっているのが発想記号が置かれている五線だけなので、あのような挙動になるのは理解できます(設計としては甘いですが)。ただ、テンポ情報は全ての五線に同時に影響するものなので、スウィングのケースとは状況が異なります。MI7のサポートも「稀にある」と言っていることからも、何かテンポ情報を無効にするトリガーが働いているとしか考えられません。それが分かれば解決なのですが……。あ、それと、治ったという表示セットの設定ですが、スコア譜のほうは、全ての五線にチェックを入れる必要はないはずです。スコアの全段に表示されてしまいますから、
MI7のサポートも「稀にある」との事なので、問題として把握はしているのかと思います。ひとまず、仰っていた様に、本件に限らず、病巣がありそうなファイルの糠床方式の使い方は辞める様にします。手元にあるいくつかのファイルは確認した方が良さそうな気がします。それと、>あ、それと、治ったという表示セットの設定ですが、>スコア譜のほうは、全ての五線にチェックを入れる必要はないはずです。>スコアの全段に表示されてしまいますから、こちらもお気遣いありがとうございます、助かりました。室長様、きつねねこ様、本当に助かりました、ありがとうございました。
kou様もしかしたらと思い書き込んでみましたが、お役に立てたのならよかったです!室長様>これで思い出したのですが、>デフォルトファイルの発想記号の速度標語カテゴリにはスウィング指定があるのですが、>これをスコアに貼り付けると、一番上のパートしかスウィングしないという既知の問題があります。先日まさにその現象にも悩まされていたところでした。まさかこちらで解決方法を教えていただけるとは。ありがとうございます!自分の勉強不足でうまく設定できていないのかと思ったら、ソフト側の問題だったのですね...ちなみに本題のテンポ情報の件、自分の環境においては、画面上でのプレイバックとオーディオファイルの書き出しでは問題なくMIDIファイルを書き出した場合のみ件の症状が出ます。また、同じ糠床を元に作成したファイルでも症状が出るときと出ないときがあるようです。オーディオ書き出しではきちんと反映される設定がMIDI書き出しでは動かない、という場合もあるのかもしれません。本当に不思議です...
Finale 26.3/Jpn (Win 10 Pro)スコアの最下段の位置(高さ)がずれた…一括で揃える方法はないでしょうか。パート間を調整しているうちに、1段だけ動かしたつもりがうっかり最下段まで全部ずらしてしまったとき、デコボコでは見にくいだろうというわけです。フルスコアを想定しています (1ページに1段)。1ページ目は曲名だのマルCだの、上下にスペースを取ることがありますが、2ページ目以降は揃えておきたいのです。ページや段のマージンは全部同じです。1 2 3 4 == == ====== == == ==←コレ
Finaleにはマージンを飛び出した五線について、自動的にマージン内に収める方法はありません。誤って移動させたのであれば、アンドゥ機能で戻してください。アンドゥ機能を設定していなかったり、一度ファイルを保存して再度開いた際に気付いた場合は既に手遅れなので、手動で調整し直すしかありません。Finaleには「垂直方向の衝突の回避」という、組段内のエレメントの衝突を回避すべく五線の間隔を自動調整してくれるプラグインがあり、最下の五線を本来の位置まで持ち上げた状態で、「組段の高さ:」を「現在の高さを保持」にして適用すれば、その組段を再調整してくれるとは思いますが、おそらく、希望通りの結果にはならず、結局手動で最初から再調整することになるはずです。
ありがとうございます。最初に五線を引くときに、ある程度間隔を空けて作っておきます。最下段のイメージはこんな感じです。これを1ページ目から揃えなおすと思うと、一度「五線の間隔」で均等にしてから再度手直ししたほうがはかどるのかもしれませんね。今回は、空いている段を非表示にして、浮いたスペースを松葉やスラー、駆け上がりの重なるパートへ回すのと、1パートの div. や 1回目・2回目で異なるフレーズを演奏する場合、一時的に2段使いするような場合を想定しています。
部分的なdiv.や不要な五線を隠した場合、さらには部分的に五線の大きさを縮小しなければならないときなどに下マージンを揃えたい場合、ある程度、五線間に余裕がある場合は、上記の「垂直方向の衝突の回避」を利用する手もあります。しかし、出版譜レベルの仕上がりを望むなら、現状のFinaleではやはり手動でちまちまと調整するのが確実です。
最上段だけずらすことは可能でしょうか。2段目から下は動かすことができますが、最上段を動かすと、結局全部下にずれてしまいます。また下だけ揃えるのも手間がかかりますね…。
五線メニューの「五線の特性」で1段目に入力した数値を2段目で引いてやればご希望の結果にはなります。図では、1段目を1間分下げ、2段目を1間分上げるという動作を行っています。
もともとテンプレートも目分量で作っていますので、ここは数値で指定すれば、きれいにおさまりますね。
またお世話になります。Mac OS 10.13.6でFinale26.3を使用しています。吹奏楽の楽譜を、倍率200%で表示して編集しています。下5段ぐらいのパーカッションの五線を表示した状態でプレイバックの再生ボタンを押すと、なぜか楽譜が上のフルートからサックスあたりに戻ってしまいます。パーカッションのあたりを表示したままプレイバックさせることはできるのでしょうか?
ページモードですと、常に上部を表示していますが、スクロールモードなら、スコアの下を表示しながら演奏を聴くことができます。
Hirokiさんの回答が完璧なので、もはや室長の出る幕はないのですが、Finaleではページ表示ではプレイバック中はつねに最上部からしか表示されない仕様になっているようです。音の確認が目的であれば、Hirokiさんのおっしゃるとおり、スクロール表示で問題ありませんよね?
ページ表示の仕様なんですね。スクロール表示とは全く思いつきもしませんでした。「前はできてたのにな」とは思っていましたが、思い返せば、最近は以前よりもページ表示で編集することが多くなった気がします。いつも基本的なことの質問ばかりですみません。
ソプラノ、アルト、ピアノ伴奏がある譜面からアルトパートを削除したいです。やり方を教えてくださいませ。
もちろん FINALE で書いてますよね。五線紙 楽器の配置についてsop saxalt saxpiano 大譜表もしかすると sop sax alt sax一つの パート にまさか 2声 『同じレイヤー』で書いてるでは ないですか?こうなると 分けるのは困難かな?別レイヤー 別楽器 でしたら この様な 質問しないですよね。alt sax全編 下パートでしたら和音の分散 で出来ちゃいますよね。書いて有る 状況によって 回答が異なると 思います。
yossy です。win8.1 Finale2012お世話になります。あるパートの 3拍目 4拍目だけが再生されないのですが、解消法 解決法 等 ございますでしょうか?バグだと考えFinale 2012 再インストールしてみましたが解決に至っておりません。この現象 解決法 ご存じの方ご教授 よろしくお願いいたします。
通常、そういうことは考えられないのですが、そのプレイバックされない部分の楽譜のスクリーンショットを貼り付けていただけませんか?
Win10 Finale26合唱の編曲で、稀にバリトンがバスより低い音になっている場合があります。これをレイヤーを使った楽譜で表現する場合、同拍の音符は符尾が交差し見づらくなります。手動でずらしますが、どうずらすのが正しいのか分かりません。レイヤー2の音符を右にずらすのか左にずらすのか、どうなんでしょうか。付点の場合はさらにややこしくなります。よろしくお願いします。
声部が交叉する場合の配置については、付点の配置も含め、ある程度決まりがあります。ただ、付点付きだったり、旗付きだったり、またそれが片方だけだったりといろいろな状況が考えられ、単純ではありません。結論を言うと、読み手にそれが同拍であることを認識させるために、なるべくスペースを取らない配置にするというのが正解です。譜例はあくまで一例で、実際の楽譜を見れば他の配置もありますが、おそらくこの配置が一番省スペースですんでいるはずです。
譜例をご覧ください。a.は個々の配置は最適ですが、結果的に下声部が右になったり左になったりしています。b.はいっそのこと下声部はすべて右に持って来たものです。この場合、どちらが正しくてどちらが誤りというものではありません。室長なら流れを重視してb.の配置にしますね。結局のところ、どう配置するかは総合的な判断ということになります。最終的には浄書家のセンスということになりますかね。
ありがとうございます。一律に下声部を右にずらすとかではなく、上声部も見ながら同拍を意識して調整すればいいのですね。今後もよろしくお願いします。
こんにちは。Finale ver.25において、いわゆる「一段一小節法」を用いて、より正確な「段ごと」のスペーシングを追い求めているのですが、先日、この段を浄書している途中、原因不明な一小節内でのスペーシングの歪みに遭遇してしまいました。自分としては、自動で付与されたAの14連符のスペースがちょうどよく、これを採用したいところなのですが、なぜか左端から四分音符四拍目までの上部下部のスペーシングが歪んでしまいました。ここで不可解なのが、段の右端から四拍目までのスペーシングは正しいのに、左から四拍目までのスペーシングが部分的に歪むという点です。
(続き) 察するに、Fibonacciスペーシングと「音符と臨時記号を避ける」と14連符のようなイレギュラーな連符の化学反応(?)によりこの歪みが生じたのかもしれないのですが、そのあたりを熟知しておらず、どなたかこの歪みの原因を予想できるか、と思い質問させていただきました。ちなみに、一段一小節法を用いていくつか他の例も浄書したことがあるのですが、基本的にこのような「一小節内での非整合性」に出くわしたのは初めてで、頭打ちな状態です。また別の視点からですが、@の状態から、14連符部分のみを部分的に任意に広げて他も均等に縮めるような裏技があれば、是非教えていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、Finaleの設定とその振る舞いについて整理をしておきます。ご存じのとおり、Finaleのスペーシングのデフォルト設定では、@のように、衝突回避のためのスペースが小節内の他の部分にしわ寄せを起こし、結果的に、同じ段内の他の小節の同じ音価とスペーシングが異なる状況が発生します。このいびつな状況を回避するには「衝突を避ける項目」のチェックをすべて外した状態でスペーシングをかけるしかないのですが、そうすれば、Aのように衝突の回避も行われなくなります。(この設定にすれば「一段一小節法」を行わなくても同じ効果を得られます)細かい音価の衝突を回避するには、「スペーシング方式」の部分で、「比率係数」を1に近づけてみてください。ただ、この設定は曲全体に影響するので、普段は「自動スペーシング」をオフにし、そのようなシチュエーションが発生した段にのみ、ローカルに適用するのが賢明でしょう。なお、この方法では臨時記号の衝突なども回避されないので、別の手段でスペースを確保する必要があります。
さて、カバレフスキさんのAの譜例の症状ですが、こちらで同じ設定にしても発生しませんでした(譜例)。その譜例は12/4拍子で書かれているのだと思いますが、同じ状態の9拍目以降では発生していないのも不思議です。Finaleは細かな連符がある小節で、稀にイレギュラーなスペーシングになったりすることがあるのは事実です。(そこだけ音価比率のスペーシングになったりとか)もしかしたら運悪くそういうケースにはまってしまったのかもしれません。というわけで、このケースに限っていえば、上記の説明のとおり、この段のみ「比率係数」を調整してスペーシングをしてみてはいかがでしょうか。
比例係数がミソだったのですね。つまり、この例においては、「14連符をどれくらい広げたいか」という個々の感覚・要望に基づいて比例係数をだんだん1に近づけていってみる、という解釈でよろしいでしょうか。ちなみに、室長様の作っていただいた同じ譜例ですが、こちらはスペーシング時の比例係数はおいくつぐらいでしたでしょうか?また、画像を見てすぐに気が付いたのですが、4拍目右手のシ-レは、その前と比べると1mm狭くなっていますね。ということは、これが自動スペーシングの限界であり、より緻密なスペーシング整合性を目指すのなら、それを一ミリ手作業で右にずらすなどという行為が必ず必要なのでしょうか。スペーシングを極めることはこんなに大変なことなんだと、今更ながら痛感しております。
先ほどのレスで書き忘れましたが、タイトルにもあるように、「一小節内であってもスペーシングが歪むこともある」ということに本件では一番驚きました。というのも、一小節内で書くと、すべてデフォルトの状態(衝突を避ける項目は音符と臨時記号、Fibonacci比例係数もデフォルトの黄金比)であっても、正しくスペーシングしてくれるのです。(画像参照)というわけで、複雑な場所は全部一段一小節法を採用してしまえば解決!とぬか喜びしていたところ、本ケースに当たってしまい、「やはり一小節内でも歪むケースがあるのか・・」と残念な気持ちになりました。
>つまり、この例においては、「14連符をどれくらい広げたいか」という個々の感覚・要望に基づいて比例係数をだんだん1に近づけていってみる、>という解釈でよろしいでしょうか。そういうことです。>ちなみに、室長様の作っていただいた同じ譜例ですが、こちらはスペーシング時の比例係数はおいくつぐらいでしたでしょうか?譜例は1.4にしたものですが、この値はその直上の「基準値」の値によっても、さらに全体の詰まり具合によっても変化するので、これといった適正値というものはありません。トライ&エラーで希望する状態に調節するしかないと思います。>4拍目右手のシ-レは、その前と比べると1mm狭くなっていますね。スペーシング的にはそれで問題ありません。その直前の8分音符は他の声部の細かな音価の影響で広げられているわけですから(譜例)。
上のほうにも書きましたが、「衝突を避ける項目」のチェックをすべて外した状態でスペーシングをかけると、わざわざ「一段一小節法」を採らなくとも同様の効果を得ることができます。カバレフスキさんのあの妙なスペーシングは室長の環境では再現できませんでしたし、何か、他の要因によるものだと考えられます。ただし、「衝突を避ける項目」のチェックをすべて外す方法はエレメントの衝突を回避できないという致命的な欠点を抱えているので、そこは自力で調整して解決しなければならず、手間という点では他人にお勧めできる方法ではありませんが。