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Finale よろず相談室
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お世話になっております。楽譜を作りながら楽譜内の日本語・英語などのフォントについて気になったので質問させていただきます。添え付け画像のように、タイトルには日本語フォントが使われていると思うのですが、このフォント、具体的にどんなフォントをつかってるのでしょう?何曲か曲を作っている中でタイトルの日本語フォントがなんか違う…となることが多く(出版するわけでもないのでなんでもいいといえばそうなのですが)調べても楽譜タイトルの日本語フォントなど出てこないので作曲者の室長様にご質問させていただきたく書き込ませていただきます。国外の譜面の画像もつけているのですが、英語をタイトルに使う場合はTimes系のフォントなんですかね…楽譜内の指示など(楽器も持ち替えなど)にはTimesを使うのが一番しっくりくるような気はしますが…出版社のほうで独自のフォントを使っているものなのでしょうか(いわゆる業務用フォント的な)、それとも作曲者・編曲者が楽譜を出版社に提出する時点ですでにタイトルまで書いているものなどでしょうか…拙い文章、画像ですがよろしくお願いします。
>タイトルには日本語フォントが使われていると思うのですが、>このフォント、具体的にどんなフォントをつかってるのでしょう?「フライ・ハイ」以外はそれぞれの出版社のDTPの仕事なのですが、ざっと調べてみたところ図のとおりのようです。>英語をタイトルに使う場合はTimes系のフォントなんですかね…>楽譜内の指示など(楽器も持ち替えなど)にはTimesを使うのが一番しっくりくるような気はしますが…出版社のこだわりにもよりますが、単にシステムに付属している代表的なフォントということで、特に何の考えもなく使っている可能性もあります。(室長は国内の手書き浄書時代に一般的に使われていたCentury系を使っていますが)>出版社のほうで独自のフォントを使っているものなのでしょうか(いわゆる業務用フォント的な)、>それとも作曲者・編曲者が楽譜を出版社に提出する時点ですでにタイトルまで書いているものなどでしょうか…出版社によります。ただ、室長の場合はDTPも行うので、フォントも豊富に持ち合わせているし、そのあたりの文字周りのレイアウトもちゃんと行いますが、作編曲家にそこまで求めるのは酷だと思います。
返信が非常に遅れてしまいました…申し訳ありません。出版楽譜のように違和感を感じないタイトルをつけたいのですがどんなフォントにしてもなんとも言えない違和感があり…こういうのはfinaleではなく別の外部ソフトで行ってしまった方が綺麗に見えるのかもしれませんね…読むことが出来ればなんでもいいのでは、と言われたら確かにそうかもと思わないでもないですが…実際にフォントまで調べていただいて、ありがとうございました。自分なりに納得するフォントを見つけたいと思います。
>出版楽譜のように違和感を感じないタイトルをつけたいのですが>どんなフォントにしてもなんとも言えない違和感があり…>こういうのはfinaleではなく別の外部ソフトで行ってしまった方が>綺麗に見えるのかもしれませんね…同じフォントを使う限りはFinale上だろうとDTPだろうとデザインは同じですが、とりわけ日本語書体の場合、見てくれに差が出るとすれば組版における文字詰めでしょう。DTP専用ソフトであれば、日本語の文字詰めを適切に行ってくれますが、舶来ソフトのFinaleでは日本語固有の処理なんてサポートしていませんからね。ただ、工夫次第ではFinale上でも不可能ではありません。詳しくは下記リンクをご覧ください。http://finale-hossy.sakura.ne.jp/finale/2015/07/finale-3.htmlもちろん、この方法にも限界はありますが。
いつもいつも返信が遅くなり申し訳ありません。適当にフォントを変えるだけでも、お、けっこういいやんってなるフォントがなくもないので、結局ずっとそのフォントを使いがちになったりします。プロの浄書家から見ればアレなのかもしれませんが…せっかくの機会なのでさらに質問なのですが室長様がタイトルまで完成させるとしてどのフォントを使うかはその曲の雰囲気に合わせるのでしょうか?フォントを調べていただいた際もゴシック体が多かったようですし、やっぱり最終的にほとんどの楽譜でゴシック体になるんですかね?見やすいし…その中でもいろいろ種類はあると思いますが…
大手の出版譜に限った話ですが、タイトル、パート名、作家名、ノンブルなどの文字周りは浄書家の領分ではありません。浄書家の仕事はあくまでも楽譜の部分のみで、それ以外の文字周りは出版社のDTPの仕事です。室長も、大手の出版社への版下納入の際には、文字周りはすべて削除しています。結局のところ、普通の出版物ではフォーマルな書体が使われますね。ただ、今の楽譜ソフトでは文字周りも入れることができるので、小規模な出版社ではそのあたりも含めて浄書家が扱うケースもあります。70〜80年代の音楽之友社刊のバンドジャーナル誌の付録楽譜は、室長がもっとも影響を受けた浄書家の西入氏が担当していましたが、タイトルの書体も氏が曲のイメージに合わせて指定していたと聞き及んでいます。ちなみに、室長も出版されない場合はこの限りではありません。ニュー・サウンズでレコーディングの時に使うスコアの表紙なんぞはどのみちこのまま出版されるわけではないということで、曲のイメージに合わせて遊びまくっています。節度もへったくれもありません(笑)。