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Finale よろず相談室
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Finale 26(English) / Win10 です。添付の譜例は,ガーシュウィンのピアノソロ曲「3つのプレリュード」の3番,49小節目です。上半分はFinale,下半分はIMSLPで拾ってきたPDFです(ガーシュウィンは日本では著作権切れのはず)。今のところ,下段の音は上段の声部2を音符移動で下に動かしています。@(赤枠)五線をまたぐ音符の連桁をいじるどうあがいても下の記譜のようになりません。どうすればいいでしょうか。A(オレンジ枠)休符をまたぐ連桁もいじるhttp://finale-hossy.sakura.ne.jp/finale/2008/07/post-5.htmlこちらのa.の譜例の右の塊のように,休符が挟まれていても,その休符が表示されていれば連桁はすべてつながるのですが,添付画像の上段のように休符を隠すと,グルーピングはできるものの,連桁が8分の線以外切れてしまい,つながりません。当方,全音楽譜版(Finaleでの浄書)を所持しておりますが,同様の記譜です(違いは譜割りくらいです)。もしかして,多声部にせず,道具箱ツールの「符尾重複・分割ツール」を駆使しているのでしょうか(マニュアル見ながらやってみましたができません)。よろしくお願いいたします。
こちらは道具箱ツールの連桁分断ツールにて16分音符以下を切ってしまえばよいですね。
まず、譜面のように入力しておきます。32分休符は入力しません。
次に、青く囲んだ音符に対して連符定義にて「32分音符1個を16分音符1個分に入れる」と定義します。この際、連符数字は「表示しない」にしておきます。この設定をマクロ定義しておくと便利です。
この連符定義を施すと譜例のようになります。この時点で拍の勘定は過不足無くなります。なお、譜例のケースだと、レイヤー2のB♭音が右にずれてしまうので、音符配置ツールでその範囲をハンドルで囲って、deleteキーをタイプしてデフォルトの位置に戻しておきます。
後は、連桁を適切に切り、ダミーの休符でスペースを調整すればできあがりです、なお、このオレンジ枠の部分に書き方については、Finale User's Bibleにも詳しく解説してあります。この本の対応バージョンは2014までですが、このあたりのFinaleの仕様は全く変わっていないので、Finale 26でも十分通用します。
連桁分断ってそんなところにも使えたんですね。全く思いつかなかったです(この部分より前ではかなり使ったけど)。連符もそんな使い方があったんですね。勉強になりました。ありがとうございました!P.S.(どうしようこっちの方が長くなってしまった)Finaleってこんな風に裏技(?)とか,道具箱ツールのようなこまごまとしたツールを使いまくっていろいろいじくるのが好きです(よくFinaleは「マニュアル車」,Sibeliusなどは「オートマ車」と揶揄されますね)。((シベのリボンインターフェースは好きになれませんでした。))ただ,レイヤーを超えた,臨時記号などの衝突を回避してくれなかったり,親切臨時記号が外部プラグインじゃないと処理できなかったり,Doricoのインテリジェンスなアルペジオを見てしまうと「あぁ……」と思ってしまいます。少しは互換性を捨ててでももっと先進的な機能を取り入れて欲しいですね……。