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Finale よろず相談室
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Windows11、Finale27お世話になっております。拍図表を使って音符の微調整を行っていたのですが、いろいろ設定をいじった時からか、拍図表が4分音符単位でしか表示されなくなりました。最初の方はちゃんと音符ごとに表示されるのですが、(拍子なしの部分なので便宜上の)3小節目からが拍ごとにしか表示されません。Finaleを再起動しても同じなのでどうすれば良いでしょうか。
こちらは前の小節に拍図表を表示させた画像です
拍図表が拍単位でしか表示されないのは、「拍単位によるスペーシング」を行ったときの状態です。すべての音符にハンドルを表示させたい場合は、「音符単位によるスペーシング」を行う必要があります。さらには、入力された音符の位置と拍図表がずれていますね。その小節は「どんな数の音符でも1小節に収める」という属性になっていませんか?この属性をオンにした場合、仮に「音符単位によるスペーシング」を行ったとしても、本来の拍を超えた音符部分の拍図表は表示されず、実際の音符とずれてしまいます。楽譜全体を見せていただかなければ何とも言えませんが、その小節の設定と入力方法が適切ではない可能性があります。
出版譜のサンプルですが、リンクを貼ります。http://www.editionkawai.jp/blog/sample/Sample_S_1298h/HTML5/sd.html#/page/14このような拍子なしで1stと2ndの一段の拍数が異なる場合どう入力するのが適切だったのでしょうか?今回は拍子記号を非表示にして、パートごとに違う拍子を設定して入力しました。
>今回は拍子記号を非表示にして、パートごとに違う拍子を設定して入力しました。その出版楽譜は明らかにFinaleで作られた楽譜なので、おそらくその方法で書かれているものと思われます。ただ、その方法だと、32分音符などの細かい音価があると、他のパートにもそのスペーシングの影響が現れてしまいます。しかし、その出版楽譜にはその影響が見られないので(譜例参照)、音符移動ツールを使って位置を調整しているのでしょう。
それぞれのパートを1段ごとに書き、他のパートを隠し、最終的に1つの組段のように見せるという方法もあります。まず、左の譜例のように入力します。
1段目の余分な五線を、楽譜要素だけを非表示にした楽譜スタイルを作って適用します。1段目の組段の括りを残しておくのがミソです。2段目以降は、「空の五線を隠す」で非表示にします。
後は、ページレイアウト・ツールで、組段間を詰めて調整します。この時、ページレイアウトメニューの「マージン同士の衝突を避ける」はオフにしておきます。これで、お互いのパートのスペーシングが影響しないスコアができます。もちろん、プレイバックは変になりますが。
このあたりについては、Finale User's Bibleにも詳しい説明があります。特殊な楽譜を作る際にも、いろいろと参考になると思います。ぜひ上記のバナーをクリックしてみてください。